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能力開発センターのインタビュー

本ページは、インタビュー及び、塾様から提供いただいた情報を元に作成しました。

「勉強のやり方指導×AI学習」でトップ高へ!

西日本エリアに40校以上を展開し、各地域でトップクラスの合格実績を誇る能力開発センター。成績向上はもちろん、学習を通じて社会で活躍するための「人間力」を育んでいます。受け継がれている教育方針や新たな挑戦など、運営する株式会社ティエラコムの教育事業運営本部長、大原千明様にお話を伺いました。

「教わる」のではなく「自ら学び・行動する」姿勢を醸成する

──能力開発センターでは、独自の教育理念があると聞きました。

大原様教育理念は「困難にたじろがない ひとりで勉強できる子に」です。単なる学習塾の枠を超え、人間教育を重視し、学習を通じて社会で通用する人材を育成することを目指しています。人間形成において非常に重要な時期に学習のテクニックだけを教えて合格させるのは、いかがなものでしょうか?大切なのは子どもたちをどうやる気にさせるかとともに、勉強の「やり方」をしっかり指導することです。生徒自らが一人できっちりと家で勉強できるというスタイルをつくりあげる、そのためのノウハウを教えるということが重要だと考えています。

──自ら勉強する姿勢は、どんな子どもたちにもちゃんと身につくのでしょうか。

大原様成績が上位の子どもたちにしか身につかないとみなさん思われるのですが、そんなことはないんですよ。大切なのはやり方です。やり方を間違わずにたくさんやれば、当然成績が上がります。我々は特に予習を大切にしており、そのためにしっかりとノートの取り方と参考書の引き方を指導しています。予習は、生徒にとっては大変な負荷ですが、高校では予習をしないと成績は伸びません。なぜなら、現在、学校での授業時間は減っていますが、大学入試の内容はむしろ増えているんです。
この状況で予習型の学習スタイルが身についていない子は高校入ったら手も足も出なくなる。小中学校時代は復習型でも合格できますが、その先で苦労します。なので、中学校時代までに予習型の学習スタイルをマスターしてもらい、高校入学後も自活できるようにしています。

学校の学習内容を年3回くり返す圧倒的な学習量

──基本的に通塾は1週間に1日というカリキュラムにされているそうですが、理由を伺えますか?

大原様確かに毎日塾に通ってその時間を徹底的にやれば成績は上がります。ですが、そういう指導方針では子どもたちが自立できないのではないでしょうか。子ども自身が自ら勉強していく、勉強の姿勢を身につける、結果として成績が上がって合格すれば、その経験は一生、活きてきますよね。「小中高一貫教育」と言っていますが、中学受験や高校受験が終わったら終了ではなく、大学入学後も自立できる状態にすることが私達の一番大きな役割ではないかと思っています。

──1週間に1回の通塾で学習量は確保できるのでしょうか?

大原様能力開発センターでは、1年間に学校で学習する内容を年3回くり返す学習システムを採用しています。
学校の1年間の学習内容を約4ヶ月間で終えるわけですから、非常に多くの学習量を確保できていることがおわかりいただけると思います。

──すごい学習量ですね。年3回のくり返し学習されている理由を伺えますか?

大原様本当の意味で学力を定着させるには、「演習量」と「くり返し学習」が不可欠だと考えています。1度学習しただけでは、わかったつもりの状態で本番のテストや入試では解けなかったということになりかねません。そこを2回、3回とくり返し学習することで「確実にできる」状態に変えていきます。また、年3回のくり返し学習の中でも単に同じ単元をくり返し学習するのではなく、基礎→標準→応用へと発展させていくことで着実に理解度をアップさせ、学力を定着させていきます。

SPノート

最新のAI・タブレット教材を活用したワンランク上の学び

──何か新しい取り組みはありますか。

大原様テレビなどの多く取材を受けましたが、最新のAIを使った学習システムを導入し、特に数学で大きな成果が出ています。
数学が苦手な子どもたちは「何がわからなくなっているのかがわからない」状況になっているケースが多い。中学3年生までの数学に関しては、この問題はこうやって解くんだということを覚えるパターン暗記で問題は解けるんですよ。だから定期テストはできるけれど、複合問題や入試問題になったら解けない。実際に中学3年生になって理解が乏しくなりはじめ、高1の2学期で半分以上が理解できなくなっていることがデータ上はっきりしています。
これを解決するために、いままでは「何がわからないのか」を先生が判断して指導していましたが、躓いている箇所は同じでも、その躓きの原因が人それぞれ違っていたりするので実は非常に難しい。AIはこの躓きの原因を的確に判定することができます。

──どのような流れで学習は進むのでしょうか。

大原様タブレットを使って学習を進めていきますが、「わからない」となった時、どこに戻れば良いのかをAIが系統的に判定してくれます。また、わからない内容に合わせて単元に対してのアプローチ方法も変えてくれます。
根本的な理解が不足している場合は、解説動画の視聴をさせたり、一定理解がある場合は、再度演習させたり、その子に最適な解決方法をAIが選択してくれます。
これの何がすごいかというと、生徒が驚くほど没頭するんです。わかるところまで戻るので内容が理解できる。理解できたら嬉しいじゃないですか。そして次へ進むと芋づる式に理解できるようになるんですよ。しかも、理解しているところはAIがやらなくてよいと判定するので、一人ひとり違う理解状況に応じて的確に学習が進んでいきます。

──これまでの結果はいかがですか。

大原様数学ができなくて苦しんでいる生徒はものすごく多いのですが、特に成績中位の生徒の成績が上がりますね。ある生徒はたった1ヶ月で模試で47点だった数学がセンター試験本番で85点取り、第一志望大学に合格しました。これには驚きました。

──生徒の評判はいかがですか。

大原様非常に好評で、「わかりやすい」「集中できる」「効率が良い」という声があがり、これからも続けたいという反応が圧倒的でした。実はコロナ禍での学校休校中、AI学習時間が1日8時間以上という生徒もいっぱい出てきたんです。ごはん食べなくてもやっているみたいな感じで、ゲームに近い感覚なのでしょうね。嫌だったらしませんから。
勉強は分かれば楽しいものですが、わからないことを覚えなくてはいけないという感じでやっているとしんどいですよね。でもAIはわかるところまで戻してくれるのでわかる。問題が解けたら嬉しい。だから次々やっていくという。1ヶ月で1年間の数学の学習を終えた中1生もいました。

──人工知能の導入で学習が変わるかもしれませんね。

大原様現在、個別授業は完全にAIにシフトし、集団授業も英語と数学はほぼ導入しています。この夏から理科もAI化していきます。これからはAIをどう使いこなすかという時代になるでしょう。AIの授業に全部変えるという手もあります。先生はそのやり方がおかしくないかどうかチェックし管理する。そうなると塾じゃなくてもいい、家でもできるという状態ですよね。今後、これが普通になるんじゃないのかなと。欧米は当たり前になっていますが、日本はまだまだ遅れていますよ。でも「自立」を目指すという我々の根本的な考え方は変わりません。実はAIでもノート取らないと駄目で、むしろもっとちゃんとしないといけないということがわかりました。重要なポイントをきっちり書いて学ぶことは、結局残っていくのです。

「新国語」で論理的思考と表現力をアップ

──AI以外に新しい取り組みはありますか。

大原様今後は記述問題で思考力・判断力・表現力がより試されます。自分で考えることが必要となり、暗記したものをアウトプットする習慣では対応が難しくなってくるでしょう。そこで今年から「新国語」という授業をはじめました。物事を論理的に考えて表現する力を養うとなると、教科学習を超えてしまうんです。例えば数学でも問題は会話文形式が多くなってきています。文章は長く、会話なので余分な要素が入っていますが、そこから重要なエッセンスを見抜き、データを読み取らないといけない。そのために論理的に考える力が必要となってきます。また、考えたことを表現する力も必要です。選択肢から選ぶことができても、自分の言葉で書けと言われたら突然できなくなる生徒は多いのです。

──「新国語」の授業はどんな内容でしょうか。

大原様テーマを与え、それについてグループワークで議論するんですよ。例えば、世の中で働き方改革が進む中、「コンビニの24時間営業についてどう思うか」などです。
主張するだけでなく人の意見も聞かないといけません。そして意見をまとめてプレゼンテーションさせます。さらにそれを最終的に記述・作文させて添削・指導します。

能力開発センターでの経験がやがて人生の大きな糧となる

──生徒や保護者とのコミュニケーションを昔から重視しているそうですが。

大原様はい。いくら遠隔でもできるAI授業が理解度の面で効果的であっても、やる気の部分とコミュニケーションのために通塾は必要だと考えています。

──どのようにコミュニケーションをとっていますか。

大原様1週間に1回は必ず面談をします。目標や計画を立て、翌週には計画通り進んでいるか、確認目標をさらにバージョンアップしていきます。AIの導入で「ここの部分についてしっかり理解できていないよね」など、科学的根拠に基づいて話すようになり、子どもたち自身もそこはわかってくるので、よりしっかりと話を聞くようになりましたね。また、生徒の自宅に激励電話もします。1週間に1回しかゼミに来ないので家庭学習がちゃんとできているか状況を確認しつつ、塾での様子を報告しています。

──合宿にも力を入れているそうですが。

大原様今までの入試で基本的に判定されなかったものが、いよいよ判定される時代に突入してきます。私達は40数年間、設立当初から合宿教育に力を入れてきました。社会に出ると学力以上に人間力が問われます。その涵養は家庭でやるものだと思われがちです。しかし、昔と違ってご兄弟が少なく、揉まれたり・我慢したりすることも少なくなりました。ですからそのような機会をあえて設けることも必要だと考え、受験対策以外の合宿を行っています。例えば海外合宿ではベトナムでマングローブを植えたり、ベトナム戦争のことを学んでもらったりします。そういった経験で視野を広げ、人間力を高めてほしいですね。

──授業前の朝礼にもこだわっておられるそうですが、どのようなお話をされるのですか。

大原様あまり勉強の話はしないですね。「あ、そうか」「なるほどな」と思えるような興味や視野を広げる話が多いかなと思います。
卒業生が朝礼の内容をよく覚えていると言ってくれることも多いですね。生き方と言ったらちょっとおこがましいですけれど、大きな影響を受けたとか、あの時の先生のひと言が自分の人生を変えたと言ってくれた子もいます。このように「能力開発センターを通じて学んだことがいまの自分に活きている」と言われることが、僕は一番嬉しいですね。
塾として当たり前のことを当然やるだけでなく、そこにとどまってはいけないと思っています。だから、変えてはいけないものと、変えなくちゃいけないもの、不易と流行って言いますが、流行の部分に敏感に、ずっと脈々とある不易の部分も大切にしています。親御さんはもちろんだと思いますが、私達も子どもたちに幸せになってほしい。そしてその幸せを、近視眼的にとらえてほしくない。
子どもたちの人生は中学や高校で終わり?二十歳で終わり?そんな訳ないじゃないですか。それを考えた時にどうあるべきなのかが、私達の思想の中に流れています。成績向上も志望校合格も、最終的には子どもたちの幸せに行き着かないといけません。
能力開発センターでの経験が子どもたちそれぞれの人生で大きな糧となってくれればと思っています。

──本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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