
- 中高一貫校とは、中学校から持ちあがりで、無試験に近い形で併設・連携の高等学校に進学できる教育システムを取っている学校です。 現在全国で370校あり、そのうち168校を公立校が占めます。また、平成22年度以降に設置が予定されている中高一貫教育校は33校に上り、注目を集めています。

- まず、中高一貫教育のメリットを考えたいと思います。私立校であるなら、6年間で数百万円もの高額な学費がかかるにも関わらず、人気を集めている理由はどこにあるのでしょうか。

- 学校の学習指導が6年間一貫し、体系的な学習を受けることができます。高校2年生までに計画的に全ての履修範囲を終わらせ、高校3年生の1年間を大学受験に向けた演習授業に充てるなどといった独自のカリキュラムを持つ学校も多くあります。

- 高校入試が無い(簡便化される)ため、安定した環境の中で部活動、習い事などに集中することができます。一年間の海外研修を必須にしている学校や、第二外国語を授業に組み入れるなどといった特色ある発展学習を行っている学校もあります。

- 中高一貫校では、各校それぞれの特色を活かした独自のカリキュラムを組んでいる場合がほとんどです。授業を前倒しで行い、高校の後半を受験勉強に充てたり、部活動に力を入れていたり、ボランティアなどの課外活動が盛んだったり・・・お子様に合った活動ができるのも中高一貫校のメリットです。

- 高校受験が無くなる、または簡便化されるため、高校受験を必要とする学生よりも、勉強に対する追い込みが少なく、6年間の途中で中だるみをしてしまうことがあります。

- 学校案内のパンフレットを見たり、学校説明会に参加したりして、各校の特徴を吟味しながら志望校を探すでしょう。しかし、お子様に合うか合わないか、実際に通ってみないとわからない面もあります。万が一、校風がお子様に合わなかった場合、方向転換を余儀なくされる場合もあります。

- 小学校のうちから通常週2~5回、講習時には集中的にほぼ毎日での通塾になるため、身体への負担が大きく、遊ぶ時間や他の習い事に割くことが出来る時間が少なくなることが多いです。

ここでは平成11年度に初めて設置されて以来、順調に増えている公立中高一貫校について見てみましょう。
公立中高一貫校は中等教育の一層の多様化を推進し、生徒一人一人の個性をより重視した教育の実現を目指し、文部科学省によって設置されました。この実施形態には3タイプあります。


- 一つの学校で中高一貫教育を行うもので、高校募集を行いません。


- 内部進学者は高校への入学選抜を行わずに、高等学校に進学できます。また学校によっては、高校からの外部募集を行う場合もあります。


- 既存の市町村立中学校と都道府県立高等学校が、先生・生徒の交流などで連携を深める形で中高一貫教育を実施するものです。
以上のうち、(1)の中等教育学校と(2)の併設型という形態が一番みなさんの中高一貫教育学校のイメージに合うもので、より中高一貫教育のメリットが発揮されると言えます。
すでに開校している学校の中には、独自のカリキュラムを打ち出しているところ多々があります。
例えば、国際化社会に対応できるよう英語のリスニングに力を入れたり、最先端科学への関心を高めるため第一線で活躍する研究者とふれあうプログラムを組むなどといったものです。このような取り組みは私立にも見劣りしないでしょう。
地域のボランティアなどの取り組みも盛んで、私立と違って地域からの支援が得られやすいのも公立ならではの魅力です。

公立の中等教育学校、併設型中学校の入学にあたっては、学力検査は行わないこととなっています。
しかし、公立中高一貫校への期待は大きく定員以上の志願者が集まるため、なんらかの選抜を行わざるを得ません。
選抜方法は、公開抽選や、適性検査や面接といった方法で行われています。適性検査の問題は、学校によって公開されている場合もあるので、一度調べてみることをおすすめします。

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私立の難関中高一貫校だけでなく、公立中高一貫校でも倍率が4倍を超える場合もあり、中高一貫校の合格を目指すなら、前もって計画的に勉強を進めていくことが必要です。
一般的に中学受験に向けて勉強を開始する時期は小学校4年生だと言われています。
中学受験に対応した多くの塾のカリキュラムは小学校4年生から3年間となっており、小学校6年生冬の入学試験に向けて、普段から週2~5回、長期休暇には講習会などで集中的に通塾をすることとなります。しかし、小学校4年生を越えてから受験勉強を始めるとしても合格の可能性が全く無くなったとは限りません。
個別指導塾や家庭教師などの併用で通常のカリキュラムに追いつくことも可能ですし、お子さまの頑張りと塾との連携次第で合格の可能性は高まることでしょう。以下で、中高一貫校の受験対策をする上で、自分がどの形式の塾を選べばいいのか、タイプ別にまとめました。
受験には一人一人に応じたカリキュラムがあるとは言え、十分な余裕を持って勉強を計画的に進めることがお子さまや保護者の方にとってもよいことは間違いないでしょう。そして計画性と共に重要なことは「お子さまと塾との相性」です。お子さまにはどんな指導形態が向いているのかをしっかり把握しながら、目的に合わせて塾を選んで頂ければと思います。
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