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テーマで見る!学習指導要領改訂
生きる力の育成

今回の指導要領のテーマである「生きる力」。
「ゆとり」でも「つめこみ」でもない、知識、道徳、体力の総合力である「生きる力」の育成を目指し、今回の指導要領は作成されました。

小学校では2011年度から、中学校では2012年度から施行される新学習指導要領ですが、その内容は非常に大きなものです。
ここでは、4つのテーマに分けて今回の指導要領改訂を解説していきます。

1.コマ数の増加
今回の改定で一番のメインとなるのは、30年ぶりに増加した授業時間数です。
小学校総授業数 中学校総授業数

上記のグラフを見てください。
小学校では、1年生は34コマ、2年生~6年生はそれぞれ35コマの増加となり、 総授業時間数は6年間で現行より278コマ増えて5645コマとなります。
中学校では3年間で105コマの増加となり、3045コマとなりました。

それに伴い、主要科目では授業時間の増加及び削減された内容の復活が行われます。

問題は、その「復活した内容」の指導です。
冒頭でもお話ししたように、昭和50年から授業時間数は減少しており、指導する教員も小学校及び中学校でその単元を学んでおらず、またその単元を教えるために今まで使用していたプランは、対象学年・学校が異なるため、変更することになります。
また、その対応ができない教師も多く、学校によっての格差が広がり、塾や家庭教師などで補強を行う必要があることも予想されています。

2.総合教育の時間数の削減

ただ単純にコマ数が増加したのではありません。「総合教育」のコマが各学年20コマ以上減少しました。そのため、主要科目のコマ数は大幅に増加し、それに伴い勉強量も増え、内容も高度になりました。
また、小学校5・6年生においては総合教育の時間を各学校の判断に応じて「外国語活動」、すなわち英語の時間に変更することが可能となりました。

これらのことから、今まで通りの学習方法では全ての科目を網羅することはできず、苦手分野を生んでしまう可能性が高いです。そのためには日々の学習を怠らない姿勢が重要です。学校で学んだことは必ず復習するなどして学習方法を見直す必要があります。

3.小学校英語教育の本格化

新学習指導要領では、「外国語活動」が小学5・6年生で必修化されます。
小学校での英語の授業では「英語を用いてコミュニケーションを図る楽しさを体験する」ことなどから、コミュニケーション能力の基盤の育成を目標としています。
英語の音声やリズムに慣れ親しむことなど、児童の発達段階や学習負担を考慮して英語とのよい出会いを実現するとともに、コミュニケーションへの積極性を育成できるような題材や活動を準備できるかどうかが、学習を行ううえでのポイントになります。

中学校では、学ぶ単語が「900語程度まで」から「1,200語程度」へ増加します。基本的なコミュニケーションをするのに900語では不十分である、という考えによるものです。また、「既習事項を繰り返して指導し、定着を図る」のも英語学習のポイントです。繰り返し使うことで、語彙や文法の知識を定着させ、それを実践的に使う力につなげていくためです。

英語は早期に勉強する必要があり、今回の学習指導要領の改訂は非常に良い事だと言えます。しかし、生徒自身がそれを自覚して英語を学ばなければ意味がありません。特に英語は日々の地道な努力こそ上達への近道と言われるくらいです。リスニングやスピーキングは難易度が高く、塾や家庭教師の指導を受けるなどして英語の上達を図りましょう。

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